2013年4月4日木曜日

pkgngに移行しようかと思ったけどやめた話

手元のFreeBSD 9.0-RELEASE機で、pkgngを使ってみようかと思ったのですが、移行作業をしたあとリポジトリにアクセス出来ないことに気づき困っていたところ、wikiに
https://wiki.freebsd.org/pkgng#Availability_of_pkgs_for_Download
for the time being pre-compiled packages for pkgng are not available from any official FreeBSD repository.
などと書かれており大変残念な状況にあることが分かりました。例によって気づきの順番が逆です……

で、どうしたか。
なかったことにしました。
pkgngをportsからインストールしてpkg2ngを実行したときのメッセージにありましたね。
# cd /var/db/
# mv pkg pkg.ng
# mv pkg.bak pkg
# pkg_info -aI
en-freebsd-doc-20111014 Documentation from the FreeBSD Documentation Project
libffi-3.0.9        Foreign Function Interface
libyaml-0.1.4_1     A YAML 1.1 parser and emitter written in C
lv-4.51             Powerful Multilingual File Viewer
...
# pkg_delete pkg-1.0.11
#
普通に表示出来るし。普通に消せるし。よかったよかった。 /etc/make.conf もきちんと編集しなおしておきました。もう少し待とう。

2012年5月16日水曜日

オープンセミナー2012@岡山に行ってきました

すっかり恒例行事となりました オープンセミナー2012@岡山 を今年も聞きに行きました。ここ数年は聞いてばかりですね。アクティビティが下がっていることがバレバレなのが恐縮です。
 さて今年の内容は、具体的なサービスやシステムに関する発表が前半4件、ソフトウェア開発や文化にまつわる大きな話が2件、という形でした。
  • 『チャットワーク』のAWS, GAE活用事例 (   藤原 吉規  さん @twingo_b   )
  • RubyやRailsにまつわるエトセトラ (   山口真央 さん @gutch_jp   ) 
  • Kinect for Windows SDKで遊んでみた。 (  藤原恵美子 さん )
  • NFC(近距離無線通信)とクラウド上の音楽のストリーミング再生について (  寺園 聖文 さん  @yokmama   ) 
  • この先生きのこるためには (   和田 卓人さん @t_wada   )
  • オープンソース? それっておいしいの? - オープンソースでご飯を食べ続ける話 ( 小飼弾さん @dankogai )
まとめサイトにtwitter上の感想がまとめられていますので、そちらをご覧下さい。私も会場からtweetしていました。

オープンセミナー2012@岡山まとめ #OSO2012
http://togetter.com/li/301802

 前半4件は様々なサービスや背景技術についての発表。チャットワークはここ最近の勢いが目覚ましいですね。Ruby on Rails, Kinect, NFCといったテーマもそれぞれタイムリーな内容が多く、実例も豊富で盛り上がった講演でした。
 後半2件の発表はとても示唆に富む講演だったと思います。
 和田さんの講演では、ソフトウェア開発に対しテスト駆動開発という方法について示し、その観点から、ソフトウェア開発などへの取り組みがどのような形になるのか説明されていました。和田さんがどういった経緯でその境地に至ったのか、自らの経験を踏まえ、とても興味深く示されていたのが印象的でした。現在ソフトウェア開発に携わっている方々にとって、テスト駆動開発の話のみならず、自分のキャリアを考える上でとても心強い講演だったのではないでしょうか。
 一方小飼さんの講演は、オープンソースソフトウェアに関するプロジェクトやそれに関わる個人や組織などを『仕事』という観点から俯瞰し、ソフトウェア産業における価値観を再考するものでした。講演という形ではありましたが、聴講者とのコミュニケーションを通して様々なことを考える、従来の講演とはまた違った形だったのが面白かったですね。オープンソースソフトウェアの開発からプロジェクトの取り仕切り、さらに異色とも思える様々な仕事を手がけ、物事の基本に都度立ち返られた経験が滲み出ていた講演であったなあと思います。

講演者の方々の貴重な経験や体験を岡山で聴くことが出来、今年も大変充実したイベントとなっておりました。来年も楽しみにしています。

余談:懇親会は相変わらずの濃度でした(笑)

2012年2月3日金曜日

zfs雑感

zfsの基本はハードディスクを論理的に利用する、すなわち物理ディスクとして利用する際に様々な工夫をこらして利用する、Linuxで言うところのLVM(論理ボリュームマネジメント)です。 ハードディスクとファイルシステムとの間には一段クッションが挟まり、例えば柔軟なハードディスク容量の割り当て、冗長性の確保、ドライブエラーに対処しやすい、などといった様々な恩恵が得られるわけです。

しかし、ファイルシステムの障害そのものがなくなるというわけではありません。zfsで何かしらの障害が発生した際は、使い慣れた ufs や FAT といった従来のファイルシステムで起こっていたものとは異なる種類の障害が発生する可能性が高いわけです。対処法はもはや物理的直感に頼れるものではなく、zfsに対する高度な知識と経験を必要とすることでしょう。(ここでいう物理的直感に頼る対処法とは、例えば破損セクタのみを無理矢理読み飛ばす dd_rescue のような対処法のことを指します。)

そのため、zfsにしたからといってバックアップを怠ってはならないのです。 幸いなことに、zfsのバックアップ/リストア自体は比較的容易に出来るようになっているので、うまく活用しましょう。もちろんファイルシステムに依存しないバックアップ方法や運用の経験も十分活かせます。

 ……というのが、まあこのへんとかこのへんとかの話を読んで思ったことでした。そんな感想文。