私はプライベートモードの部屋を作り、例えばこんなふうに使ってました。
●同じPCサーバを使っているユーザとの会話
同じサーバにログインしているユーザからメールが来て相談に乗っていたとき、サーバ上で talk を使おうとしたのですが、相手が大変やりづらそうだったのでLingrで部屋を作り、URLだけ talk で投げました。リアルタイムでの応答と、様々な試行(なにせテキストなんでターミナルから動作結果をコピペするだけで済む)が大変円滑に出来、感動したのを覚えています。しかも後から過去ログを確認出来るところが、作業記録などを起こすときに便利でした。
●メッセンジャーアプリの利用度がばらばらな人々との話し合い
SNSの知り合いなどと、急遽リアルタイムで話し合いをすることになった際に、自分や相手がメッセンジャーを使えない/メッセンジャーサービスがバラバラ、という状況のときに重宝しました。これも、特定メンバーにアナウンスメッセージを送りURL一つで参加してもらえること、メンバーが多様な環境にあってもWWWにさえアクセス出来ればなんとかなること、話し合いが数日にわたっても簡単に前回のおさらいが出来ること、インターフェースがわかりやすく初見でも使いやすいと好評だった(ただし英語アレルギーな人はちょっと戸惑っていた)ことなどが良かったです。
これらとは別に、私のようにプライベートな使い方ではなく、技術談義や、勉強会実況などに使っている例があったかと思います。
結局のところ、私が特にLingrで便利に思っていたのは、
- チャットルームへのアクセスのしやすさ(URL一つでOK)
- 過去ログの見やすさ、たどりやすさ(これもURLの構成が秀逸)
- チャット参加の容易さ(ブラウザ1つでOK、アカウント不要)
- 容易に作成出来るチャットルーム(プライベート化など適宜アクセスコントロール出来る)
- リアルタイム性を損なわない、ライブ感のあふれるインターフェースと動き
テキストベースでリアルタイムコミュニケーションを図るためのツールとして、そしてそれを簡素な形でアーカイブし公開するサービスとして、傑出した出来だったと思います。いずれ、独自にイントラネットで使えるサーバソフトとして、あるいは、例えばOpenPNEやCMSなどに組み込み可能なサービスとして提供されたりしたらうれしいですね。
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