2017年11月11日土曜日

PAD図を描くツール PadTools がすごい

 構造型プログラミングを学ぶとき、処理の流れを図示して整理するために、フローチャートなどといったダイアグラムをよく書きます。

 このときに用いる作図ツールとしては dia が有名で、フローチャートやUMLの一部のダイアグラムは、これがあれば何とか作図出来るのですが、PAD (Problem Analysis Diagram, プログラム構造表記法) については、どうもdiaのテンプレートが見当たりません。SDL (Specification and Description Language) はあるのですが、PADは国産だし、しょうがないかな、と思っていました。

 ところが、PadTools なるPAD作図ソフトウェアがあるじゃないですか。しかもJavaで。

PadTools 1.2
http://naou.cool-ex.com/padtools/

 このツールの素晴らしいところは、PAD図を書くために、SPD (Simple PAD Description) 文というものを書かせるんです。 これ、疑似コードにとても近い存在なんですよね。ということは、このツールでPADが書ける=処理の流れが書ける=プログラミングも出来る、はず、という素晴らしい連携が期待出来るわけです。

 但し構造化プログラミング向けなので、オブジェクト指向プログラミングの場合は素直にUMLを使うことを考えた方が良いでしょう。関数型プログラミングの場合は…もしかして図から入ることがない、のかな? 

というわけで PadTools おすすめです。Package化したい。